
これからの観光教育学生会議 第二回インタビュー


株式会社JTB総合研究所 人材育成事業部
人材育成コンサルティング部 コンサルティング担当部長
内田 二郎氏

今回お話をお聞きするのは、株式会社JTB総合研究所・人材育成事業部の内田二郎氏。同社が発行する観光関連教材の営業のため、今年だけでも200校近くの観光系学部・学科や専門学校を訪問されている。つまり、全国の観光教育現場の状況を誰よりもご存知だ。また、長年旅行会社の現場で働いた実業界の視点と、ご自身の肌で感じる教育現場の視点両方をお持ちである。
この10年間で観光系学部・学科の新設が相次いだ経緯や、日頃営業でたくさんの学校を回る中で感じる観光教育の課題などについて語っていただいた。
内田 二郎(うちだ じろう)氏 略歴
1955年 神奈川県横浜市生まれ
1979年 横浜国立大学経営学部卒業
1979年 日本交通公社(現JTB)入社、宮崎支店配属
1986年 JTB教育旅行神戸支店に異動
1990年 JTBヨーロッパ出向、マドリード支店駐在
1996年 同欧州支配人室(ロンドン)に異動
2000年 帰国、首都圏メディア事業部に異動
2001年 JTBワールドバケーションズヨーロッパ部に異動
2002年 JTB国際旅行事業部(現GMT)サンライズ課に異動
2006年 JTB能力開発に転籍。
2013年 JTB総合研究所に会社再編、現在に至る。
一言Q&A
Q.今一番関心のあることは何でしょう?
A. 訪日外国人客が年間1000万人の大台に乗るか。
乗ればインバウンドツーリズムの潮目が変わる。
Q.おすすめの旅行地を教えてください。
A. 国内:真冬のオロンコ岩(知床半島)から見る朝陽、
瀬戸大橋線の車窓から見る瀬戸内海の夕陽
海外:セント・マイケルズ・マウント、
(英国側のモン・サン・ミッシェル)
満月の夜のタージ・マハール
Q.観光にまつわるおすすめの本を教えてください。
A. 自社書籍を別とすれば、
・『1からの観光』(碩学舎)
目次
◆ 今年、観光に更なる追い風が吹き始めた
◆ JTBグループと観光教育の関わり
◆ 全国の観光教育現場を回る中で
◆ 都市の大学、地方の大学
◆ 観光学を専攻する学生へ