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これからの観光教育学生会議 第三回インタビュー

一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長

越智 良典氏

 観光教育を考える上では、採用側である産業界の問題意識も重要な視点だ。今回は旅行業界。

  大手企業こそ学生への知名度抜群の旅行業界だが、業界全体としては大手・中小間の格差など人材獲得について課題を抱えているようだ。

 

 株式会社ユナイテッドツアーズ代表取締役社長を経て、今年6月日本旅行業協会事務局長に就任した越智良典氏は、旅行業界における人材獲得・育成の重要性を説く。業界への学生の志望動向や、インターンシップ受け入れ等学生対象の取り組みについて、また、30年以上もの間団体旅行分野で経験を積まれたご自身の仕事人生から、「旅行会社で働くこと」について伺った。

越智 良典(おち よしのり)氏 略歴

1952年10月 広島県生まれ

1974年3月   早稲田大学政治経済学部政治学科 卒

           (新聞記者志望)

1975年4月  近畿日本ツーリスト株式会社入社

        丸の内航空営業所配属(海外旅行営業)

2001年       本社海外旅行部長

2007年       常務取締役 2008年 専務取締役

2010年12月 株式会社ユナイテッドツアーズ代表取締役社長

2013年6月   現職

一言Q&A

Q.今一番関心のあることは何でしょう?

A.グローバル化(アジアの観光ビッグバン)の中で

 日本のブランド力、プレステージをどうあげるか?

 日本の旅行業界がリーダーシップをどう発揮するか?

 

Q.おすすめの旅行地を教えてください。

A. 国内:礼文島、屋久島、宮古島 島パワー

    海外:台湾(日本が統治した50年の歴史を紐解くと   日本がわかる)


Q.観光にまつわるおすすめの本を教えてください。

A. 『台湾の礎を築いた日本人たち』(緒方英樹)

   『若者に伝えたい台湾の歴史』(古川勝三)

 いずれも「ユナイテッドツアーズ」で発刊したものです。

目次

◆旅行業界 発展のカギは「人」

◆JATAの取り組み ―合同インターンシップと旅博会場での業界研究セミナー―

◆旅行業界に就職すること、旅行会社で働くこと

◆中小旅行会社の強み

◆旅行業界と大学

◆旅行業界から、学生に伝えたいこと

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